Glass Cemetery Park
4年に1度のサッカーのワールドカップがいよいよ来月に迫ってきました。
世界中のスタープレーヤーたちの真剣勝負が今から非常に楽しみです。
さて、今回も施工事例をご紹介したいと思います。
弊社はビルや店舗・住宅など建物の建築に関するものがほとんどですが、
今回の施工現場は「霊園」です。
このホームページをご覧になってお問い合わせを頂き、
ガラスを使った新しい感覚のお墓を作り上げたいというお客様のご意向をもとに、
今井社長が打合せをすすめ、素敵な霊園ができあがりました。
ご好意で写真掲載の許可を頂きましたので、ご覧ください。
12㍉厚のガラスを広面取り加工し、スタイリッシュな印象に。
ガラスの文字や柄はエッチングで表現し、お花には着色をしています。
墓石にもいろんな種類のガラスを使っていただきました。
墓石にはステンドグラスなどを使い、個性的で明るいイメージのデザインに。
ステンドグラスには透明のガラスを抱き合わせているので、
一般の墓石と同様に、あとから文字を彫れるようになっています。
さらに、お骨が入る場所にはそれぞれガラスが埋められています。
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「お墓に入ると暗くて冷たいから、亡くなった方が寂しい思いをしないように」
お客様がこうおっしゃっていました。ガラスから日の光を届けているということですね。
見た目が斬新なだけでなく、気持ちのこもったお墓をつくられていらっしゃることがとても伝わりました。
さらに、園内のアプローチにもガラスを採用して頂きました。
このガラスはノンスリップガラスという床専用のもので、
ガラスの表面に微粒ガラスを融着していて、滑りにくくなっています。
12㍉の強化ガラス2枚を合わせ、その中間膜に花柄をデジタルプリントして作っています。
こちらにはカッティングシート貼りの変形ガラスを石の間に規則的に配置して、
カラフルで明るいアプローチになっています。
周りの草木やお花と調和して色合いがきれいですね。
今回の計画を初めて聞いた時には、はたしてどんな感じになるのかと思っていましたが、
非常に清潔感のある、良い意味で墓地らしくない雰囲気に感動しました。
お写真の掲載を快諾して頂き、お客様には心より感謝申し上げます。
初めての試みでしたが、とても素晴らしいお仕事をさせていただきました。
ありがとうございました。
今井 樹