広島にて
5月に入り、過ごしやすい日々が続いています。
入国制限の緩和で、街中では訪日外国人を目にすることが多くなりました。
徐々に活気が戻ってきているのを実感できます。
先日はG7サミットが日本で開催され、各国の首脳が広島に集結されていました。
厳島神社を参詣する様子や、平和記念公園での式典が放送されていましたね。
たまたまなのですが、今年に入ってから私も広島へ旅行に行っていました。
プライベートなことで恐縮ですが、感銘を受けたことがあったので、ブログに残しておこうかと思います。
宮島の対岸に位置する、美しいお宿にお世話になった記録です。
「庭園の宿 石亭」さん
見事に手入れされた日本庭園に触れ、地元のおいしい食材をいただき、
1泊の旅程ながら大変素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
久々の旅行ということも加味され、非日常感を存分に楽しむことができました。
こちらのお宿のなかでも私が非常に印象に残っているのが、インテリアのセンスが抜群だったこと!
どの空間にも意匠が凝らされ、いたるところに調度品や小物が品よく設えられていました。
建物の構造を巧みに使った、遊び心を感じるレイアウトも素敵でしたし、
ちょっとした空間をオシャレな場所に変えてしまうセンスは感動的でした。
是非インスタグラムの写真を見てみてください。
こういう場所に行くと、どうしてもガラスが気になって見てしまうのです。。。職業病みたいなものでしょうか。
何か仕事に使えるヒントはないかな~と探していると、やっぱりありました。
対岸の宮島を望むことができるラウンジ。
落ち着いた雰囲気が素敵な、大人のインテリア空間にガラスが使われていました。
入り口のガラスドアとガラスのパーティション。
このガラス、よく見るとガラスが手加工で仕上げられているのです。
通常、このような分厚い強化ガラスを作る際には機械で磨くのが一般的。
機械で均一に磨き、バフをかけることでピカっとした艶を出すことができるのですが、
和洋折衷のどこかアンティークな雰囲気を感じる空間に溶け込むように、
あえてその艶感を出さずに粗目の手加工で仕上げでいるように感じました。
握手は真鍮を、破損止めには竹材が使われていました。
このような小物の使い方もお洒落ですね。
質感にいたるまで、細部にこだわる空間作り。
大変、勉強になりました。
宮浜温泉にも癒され、ぜいたくな時間を過ごさせていただきました。
いつかまた、別のお部屋にも泊まってみたいなと思っています。
素敵な時間をありがとうございました。
長いコロナ渦から解放され、ようやく遠出もできるようになってきました。
今後も素敵な場所をさがしにいろんなところに出かけたいと思います!
今井 樹