落書きガラス壁
先日、中学生の男の子と話す機会があり、
私の仕事の話をすこししたのですが、
会話の途中で、こんなことがありました。
「え、鏡ってガラスだったんですか!?」
鏡とガラスが同一の素材だということを知らなかったようで、
意外なことで驚かれたなーと思っていたのですが、
もしかしたら同じような人は結構いるのかな?と思いました。
では、鏡はどのようにできているのでしょうか。
鏡の元板は、樹脂やステンレス製のものもありますが、ほとんどがガラスです。
平たく言えば、透明ガラスの片面に銀を吹き付けて、保護塗装をしたものが鏡です。
逆側の吹き付けをしていない面はガラスなので、つるつるになっているというわけです。
そもそもガラスの特徴は、
・平滑性な質感(表面が滑らかで歪みが少なくツルツルしている)
・柔らかな反射性がある(ぼんやりとモノや人を映す)
・透明性があり硬質である(清潔な印象をあたえる)
・汚れが落ちやすい(拭くと簡単に汚れがおちる)
などがあります。
これらの特徴こそ、ガラスが鏡に向いている理由なのです。
ここでちょっと発想の転換をして、
4つめの汚れがおちやすいという点に注目し、
鏡にホワイトボードペンで落書きをしてみます。
←画像をクリックすると拡大します。
先ほど書いたように、ガラスは表面がツルツルなので、
ホワイトボードイレーザーでこすると、ご覧のように簡単に消えます。
水性ペンであればきれいに消すことができます。
これを、鏡でなくカラーガラスで応用したものが「落書きガラス壁」です。
例えば、お子様が自由に落書きをしたり、メモボードとして使えます。
うちの自宅のキッチンにも、メモボードとして貼ってみました。
45センチ角サイズ程度の小さいカラーガラスですが、
メモ用としては十分な大きさで、便利に使っています。
ペンは文房具屋さんで買った、ホワイトボード用のペンを使っていますが、
滑らかに書けて、きれいに消すことができます。
家族用の伝言ボードとして使うこともできるかもしれませんし、
子供部屋の壁に大きく貼ってあげたら、お子様の落書き遊びスペースとして喜ばれるかもしれません。
カラーガラスにはこんな用途もあるので、今回ご紹介させていただきました!
ゴールデンウィークも終わり、だんだん夏に近づいてきました。
また新たな気持ちで仕事をがんばりたいと思います!
今井 樹