大阪と鏡
地球の反対側で盛り上がっているワールドカップブラジル大会。
時差が12時間なので、日本時間の早朝に試合がよく行われます。
サッカー好きの私はここ数日、目ざまし時計がなくても毎朝5時に勝手に目が覚めます。笑
さて、今回は大和商会で起こった珍しい出来事をブログにのせたいと思います。
先週、大和商会にテレビ局の方が来られました。
撮影をして帰られたので、どうやらテレビに映るみたいです!
といっても取材を受けたわけではなく、外観と工場内を少し撮影されただけで、
実際、テレビにもほんの数秒間映るだけだそうです。笑
あるバラエティー番組のコーナーで、鏡を使って実験をするという企画があり、
鏡に関わる企業が多く集まる、ここ大阪市生野区・平野区が取り上げられました。
大阪は鏡を取り扱う業者がたくさんあり、当社の本社工場の真向かいにも
車輌関連のミラーを製造されている(株)中村鏡製作所 様があり、
今回の撮影では2社同時に撮影が行われました。
そもそも日本のガラス鏡は、安土桃山時代にポルトガル人が長崎にガラス製法を伝えて、
「鬢鏡(ビンカガミ)」別名ビロ ード鏡が製造され、その後、長崎から大阪の堺に伝わりました。
江戸時代には、泉州岸和田の佐野地区にガラス鏡の同業組合があり、16戸の鏡元と200人近い職人がいたそうです。
鏡と大阪は古い歴史関係を持ち、現在でもなお、大阪が鏡工業の中心地となっています。
従業員も私も、自分も映るのではないかとソワソワして(少し期待して)いましたが、
撮影はほんの数分で終わり、確実に映っていない自信があります。笑
7月に放送されるとのことですが、有名な番組なので、多くの方がご覧になると思います。
このように鏡をピックアップしていただくのは非常にありがたいことです。
これからも、鏡の本場で仕事をしているという自信と自覚を持って仕事に取り組んでいきたいと思います。
今井 樹