次世代省エネルギー基準 イン マイ オピニオン
近頃、エコという言葉が日本でも頻繁に使われるようになってきました。
各分野でも省エネルギーが進んでいますよね。
自動車、エアコン、テレビetc、です が、
我社が属している建築・住宅産業はやや遅れ気味と言った感じでしょうか?
なぜなら次世代省エネルギー基準に満たせない住宅が一般的であるからです。
次世代省エネルギー基準と言うのは、住宅の省エネルギーを促進させるために、
住宅の断熱・機密などの性能を定めたもので、1990年3月30日に告示されました。
なぜこういうものが定まられたかというと、地球温暖化を防止するため、つまりエコのためなのです。
今では冷暖房の普及により夏は涼しく、冬は暖かい快適な暮らしが出来るようになりました。
そのために家庭で、消費される電気やガスなどのエネルギー資源 は、年々増していくばかりです。
地球温暖化やオゾン層の破壊などに地球規模で取り組むのはもちろん、
個人レベルでも取り組んで行かなくてはならないように 思います。
夏は異常な暑さだし、冬はなんだか暖かいし、子供の頃の季節感とは違うように感じています。
我社でエコ商品と言うと、エコガラス、ペアガラスと言った高機能ガラスになります。
先日阿倍野ショールームでエコガラスの勉強会を開きました。
エコガラスは国内の建築用板ガラス製造メーカー全社にて構成される板硝子協会が推奨するガラスです。
その断熱性能は省エネ建材等級表示で等級4(最高位)または等級3に該当。
一般複層ガラス(等級2)よりも優れており、
また夏場の日差しを遮る性能においてもレースのカーテンだけで
平成11年基準を満たすことができるガラスのことです。
日本の次世代省エネルギーでは、
アルミサッシ+普通のペアガラスでも基準を満たしますが、エコガラスはさらに高性能のようです。
エコガラスを使うだけで、
一戸あたり25本のぶなの木を植樹したのに相当するCO2削減効果が期待できるようです。
みんなが意識して省エネをして行けば、少しは温暖化もマシになるかな?
次回は世界の省エネ基準と日本基準を比較していきます。
日本の常識は海外の常識では無いようです…
藤田 清美